先日長野県は白馬村で開催された「第4回白馬国際トレイルラン 2014」に参加してきました。大会それ自体のレポートはこちらにアップしています。こちらではより私的な感じで。
◯まずはレース結果から。
実はひっそりと入賞(3位以内)を狙っていました。少なくても年代別入賞(30代で3位以内)はイケるんじゃないか、と。
多少日頃の疲れが残っているとはいえ、同じ開催日時に石川弘樹プロデュースの人気レース「信越五岳」があり、また次の週には超マゾレース「上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル」がある。ド変態レーサーたちは白馬ではなくこれらのレースを選択するであろう。
さらに言えば、今回はロングではなくミドル。走力に自信がある人はロングに出るであろう・・・これは・・・イケるんじゃないか?というのが僕の算段だったのですが、結果としては総合11位、年代別5位という悔しい結果に終わりました・・・_| ̄|○
トップと約1時間差、目標としていた3位以内にも30分差とまだまだであることを思い知らされました。唯一誇れるところは・・・東京勢1位というところでしょうか(苦笑 やっぱり地元長野、山梨強いなぁ・・・
とはいえ、初トレイルレース(というかレースそのものをマラソンでも出たことがない)村田が19位に食い込んできたのは褒めて上げて良いんじゃないかと思ってます。
ダブ鯖の結果は以下のとおり。
◯装備について
ウエアはいつもサポート頂いているDESCENTEさんに作って頂いたニューウエア!
inov-8とDESCENTEのでかいロゴの下には、SHAKE100やsuper.naturalなどのロゴも印字していいごちゃごちゃ感を醸し出しています。
うん、カッコ良い。
素材はとても乾きやすく、汗がべとつかず最高でした。
またパンツも後部にメッシュとジッパー付きの大きめのポケットが装備されており、こちらにサプリやジェルを入れられるため、かなり重宝しました。
そしてシューズは最近お気に入りのX-TALONをチョイス。
30km〜50kmくらいまでのレースは今までSALOMONのS-LAB SENSE Ultraを使用していましたが最近はX-TALONを使うことのほうが多くなってます。
グリップ力が強く、登りを引っ掻いて登れる感覚があって、それがとても好き。多少濡れた路面だと滑りやすく、木道などもスリッピーという弱点があるのですが、昨日のような晴れの日にはとても良いシューズだと思います。
最後にザック。ザックもinov-8のRACE ULTRA PACK(VEST TYPE)をば。これはスピードレースに超おすすめです。
僕はいつもこのレンジのレースはSALOMONのアドバンスドスキン、通称キリアンザックを使っているのですが、それに負けず劣らずのフィット感を実現しつつ、最小限にまで無駄を削ったシンプル設計。ほんと布と紐、って感じのザックです。
1点不満だったのは、フロントに入れる専用ボトル。ボトルをゴム素材で固定して走るのですが、ノズルチューブなどが無いため、給水するたびにゴムを外し、ボトルを取り出して飲む必要があったため、ボトルだけULTIMATE DIRECTIONのボトルを採用。
チューブ2つだとウザいかな、とも思ったんですが、全く気にならず、とっても気持ちよく走れました。このコンビネーションおすすめです!
◯レースについての所感:VS村田
とにかくトレイルが少ない!ので、いわゆる「走れる」コースではあるのですが(僕の平均ラップも6分台)、僕個人としては苦手なコース設計。足が強いので、「キタタン」や「スリーピークス」のような激登り&激下りがあるレースのほうが相対的に優位に立てるんですよね、ランナーとかと比べて。
そして今回は同じチームでもランが強い若手・村田が参戦。トレイルキャリアはほぼないに等しいものの、ロードの練習では常に渡邊より速いため、正直「こいつに負けたらどぼじよう」と思っておりました。
とはいえ負けるわけには行きません。作戦としては、前半は登りで勝負、後半は得意の下りで勝負、です。
スタート後、約2キロくらいが平坦なロード。スタート地点で先頭を陣取った僕らはキロ4分〜4分半くらいで快調に飛ばします。この辺りまで僕も村田も10位以内を維持しつつ、そこから林道チックな緩やかな登りを経て、砂利&コンクリの激坂にトライします。
これがもう直射日光を背に、猛烈に暑い中登るのですがなかなかキツイ。両脇には放し飼いの牛さんいるし、牛さんのうんこたくさんあるし、他では味わえない雰囲気のコースが続きます。この辺りでも順位は維持。登りが弱い村田は若干ここで遅れます。
その後下り坂に入るわけですが、こちらも中々の急坂。さらに芝生なので、足元が見えずらく、足を捻りそうな状態が続きます。ここで順位を2つくらい上げ、おそらく8位くらい。その後は一旦数キロ林道=走れるトレイルが続き、ここはキロ4分台で巻いていきました。
けっこう速めに下ったので「もう村田は見えないな、こりゃ楽勝だわ」と思っていたら・・・その10分後くらいの地点、軽い登りの林道が続くのですが、ここで100m後方に村田を確認。村田はどうやら下り耐性があるらしく、「こりゃまずい」と思ってペースを上げて走っていたら・・・あれ?
前に人がいないぞ・・・?
焦って振り返ると、はるか向こうにランナーたちが坂を登っているのが見えるじゃありませんか・・・ということで、コースロストしていることを自覚し、焦って来た道を戻りますが、この時点で村田はギリギリ視界で捉えられるくらいのはるか前方へ・・・1kmほどロスしてしまいました。
おそらく20位前後まで順位を落としてしまったと思います。
正直ちょっと諦めました。50km以上のレースなら1キロ弱くらいの差はひっくり返せますが、35kmのスピードレースで、しかも半分が過ぎたあたりでのコースロストだったのでだいぶ心をやられました。
具体的には負けた時の言い訳を考え始めました(苦笑 先週箱根50kmやったのが効いたなぁ、とか、足底筋膜炎がめちゃくちゃ痛くてさ、とか。
まぁ、一瞬そんなこともアタマによぎりましたが、そこは卑猥なことを考えまくって打ち消し、ひたすら村田を追いました。幸い、足はまだまだ全然残ってますし、ここからは2つ目の登り=村田の苦手なゾーンです。一気にこのロス分を取り戻そうと、一つ目の山よりもはいえペースで登りに挑みます。
そして山頂スカイアークエイドに到着。とっても賑やかなエイドで、応援がたくさんあり、コーラありレッドブルありでガンガン元気と栄養を補給し、下りパートへ。一気にここで順位を上げにかかります。
ようやくここでトレイルらしい下りになったので、リミッターを外し、「村田はどこだー村田はどこだー」という感じでテンション上げながら下りきりました。
そして一度ロードに出て第4エイド「おかるの穴エイド」でようやく村田を捕らえます。先にエイドで補給していた村田に「後で追いつくから早く先行けよ」とプレッシャーをかけて送り出し、自分自身も水分を手早く補給して追いかけます。いやぁ、嫌な先輩です(笑
そこから10分もかからずに前方を走る村田に追いつき、一言。「お前遅すぎるから先行くね」とメンタルに直接訴えかけるフレーズを浴びせ、さっそうと抜き去ってやりました。トレイルはメンタルの勝負ですから、畳み掛けるようにダッシュで視界から消え、ここで勝負を決めました。
その後も一度コースロスト(500mほど)するも、順調に順位を上げ、最終的には11位でフィニッシュ。コースロストがなければ9位くらいかなぁ、というタイムですが、そういうのも含めてトレイルですからね。10月の斑尾に向けてよいトレーニングになりました。
斑尾では10位以内、狙って行きたいと思います。
◯まずはレース結果から。
実はひっそりと入賞(3位以内)を狙っていました。少なくても年代別入賞(30代で3位以内)はイケるんじゃないか、と。
多少日頃の疲れが残っているとはいえ、同じ開催日時に石川弘樹プロデュースの人気レース「信越五岳」があり、また次の週には超マゾレース「上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル」がある。ド変態レーサーたちは白馬ではなくこれらのレースを選択するであろう。
さらに言えば、今回はロングではなくミドル。走力に自信がある人はロングに出るであろう・・・これは・・・イケるんじゃないか?というのが僕の算段だったのですが、結果としては総合11位、年代別5位という悔しい結果に終わりました・・・_| ̄|○
トップと約1時間差、目標としていた3位以内にも30分差とまだまだであることを思い知らされました。唯一誇れるところは・・・東京勢1位というところでしょうか(苦笑 やっぱり地元長野、山梨強いなぁ・・・
とはいえ、初トレイルレース(というかレースそのものをマラソンでも出たことがない)村田が19位に食い込んできたのは褒めて上げて良いんじゃないかと思ってます。
ダブ鯖の結果は以下のとおり。
- 渡邊 3:56:31 11位
- 村田 4:10:41 19位
- 澤木 4:41:49 41位
- 上堀 4:54:56 62位
◯装備について
ウエアはいつもサポート頂いているDESCENTEさんに作って頂いたニューウエア!
inov-8とDESCENTEのでかいロゴの下には、SHAKE100やsuper.naturalなどのロゴも印字していいごちゃごちゃ感を醸し出しています。
うん、カッコ良い。
素材はとても乾きやすく、汗がべとつかず最高でした。
またパンツも後部にメッシュとジッパー付きの大きめのポケットが装備されており、こちらにサプリやジェルを入れられるため、かなり重宝しました。
そしてシューズは最近お気に入りのX-TALONをチョイス。
30km〜50kmくらいまでのレースは今までSALOMONのS-LAB SENSE Ultraを使用していましたが最近はX-TALONを使うことのほうが多くなってます。
グリップ力が強く、登りを引っ掻いて登れる感覚があって、それがとても好き。多少濡れた路面だと滑りやすく、木道などもスリッピーという弱点があるのですが、昨日のような晴れの日にはとても良いシューズだと思います。
最後にザック。ザックもinov-8のRACE ULTRA PACK(VEST TYPE)をば。これはスピードレースに超おすすめです。
僕はいつもこのレンジのレースはSALOMONのアドバンスドスキン、通称キリアンザックを使っているのですが、それに負けず劣らずのフィット感を実現しつつ、最小限にまで無駄を削ったシンプル設計。ほんと布と紐、って感じのザックです。
1点不満だったのは、フロントに入れる専用ボトル。ボトルをゴム素材で固定して走るのですが、ノズルチューブなどが無いため、給水するたびにゴムを外し、ボトルを取り出して飲む必要があったため、ボトルだけULTIMATE DIRECTIONのボトルを採用。
チューブ2つだとウザいかな、とも思ったんですが、全く気にならず、とっても気持ちよく走れました。このコンビネーションおすすめです!
◯レースについての所感:VS村田
とにかくトレイルが少ない!ので、いわゆる「走れる」コースではあるのですが(僕の平均ラップも6分台)、僕個人としては苦手なコース設計。足が強いので、「キタタン」や「スリーピークス」のような激登り&激下りがあるレースのほうが相対的に優位に立てるんですよね、ランナーとかと比べて。
そして今回は同じチームでもランが強い若手・村田が参戦。トレイルキャリアはほぼないに等しいものの、ロードの練習では常に渡邊より速いため、正直「こいつに負けたらどぼじよう」と思っておりました。
とはいえ負けるわけには行きません。作戦としては、前半は登りで勝負、後半は得意の下りで勝負、です。
スタート後、約2キロくらいが平坦なロード。スタート地点で先頭を陣取った僕らはキロ4分〜4分半くらいで快調に飛ばします。この辺りまで僕も村田も10位以内を維持しつつ、そこから林道チックな緩やかな登りを経て、砂利&コンクリの激坂にトライします。
これがもう直射日光を背に、猛烈に暑い中登るのですがなかなかキツイ。両脇には放し飼いの牛さんいるし、牛さんのうんこたくさんあるし、他では味わえない雰囲気のコースが続きます。この辺りでも順位は維持。登りが弱い村田は若干ここで遅れます。
その後下り坂に入るわけですが、こちらも中々の急坂。さらに芝生なので、足元が見えずらく、足を捻りそうな状態が続きます。ここで順位を2つくらい上げ、おそらく8位くらい。その後は一旦数キロ林道=走れるトレイルが続き、ここはキロ4分台で巻いていきました。
けっこう速めに下ったので「もう村田は見えないな、こりゃ楽勝だわ」と思っていたら・・・その10分後くらいの地点、軽い登りの林道が続くのですが、ここで100m後方に村田を確認。村田はどうやら下り耐性があるらしく、「こりゃまずい」と思ってペースを上げて走っていたら・・・あれ?
前に人がいないぞ・・・?
焦って振り返ると、はるか向こうにランナーたちが坂を登っているのが見えるじゃありませんか・・・ということで、コースロストしていることを自覚し、焦って来た道を戻りますが、この時点で村田はギリギリ視界で捉えられるくらいのはるか前方へ・・・1kmほどロスしてしまいました。
おそらく20位前後まで順位を落としてしまったと思います。
正直ちょっと諦めました。50km以上のレースなら1キロ弱くらいの差はひっくり返せますが、35kmのスピードレースで、しかも半分が過ぎたあたりでのコースロストだったのでだいぶ心をやられました。
具体的には負けた時の言い訳を考え始めました(苦笑 先週箱根50kmやったのが効いたなぁ、とか、足底筋膜炎がめちゃくちゃ痛くてさ、とか。
まぁ、一瞬そんなこともアタマによぎりましたが、そこは卑猥なことを考えまくって打ち消し、ひたすら村田を追いました。幸い、足はまだまだ全然残ってますし、ここからは2つ目の登り=村田の苦手なゾーンです。一気にこのロス分を取り戻そうと、一つ目の山よりもはいえペースで登りに挑みます。
そして山頂スカイアークエイドに到着。とっても賑やかなエイドで、応援がたくさんあり、コーラありレッドブルありでガンガン元気と栄養を補給し、下りパートへ。一気にここで順位を上げにかかります。
ようやくここでトレイルらしい下りになったので、リミッターを外し、「村田はどこだー村田はどこだー」という感じでテンション上げながら下りきりました。
そして一度ロードに出て第4エイド「おかるの穴エイド」でようやく村田を捕らえます。先にエイドで補給していた村田に「後で追いつくから早く先行けよ」とプレッシャーをかけて送り出し、自分自身も水分を手早く補給して追いかけます。いやぁ、嫌な先輩です(笑
そこから10分もかからずに前方を走る村田に追いつき、一言。「お前遅すぎるから先行くね」とメンタルに直接訴えかけるフレーズを浴びせ、さっそうと抜き去ってやりました。トレイルはメンタルの勝負ですから、畳み掛けるようにダッシュで視界から消え、ここで勝負を決めました。
その後も一度コースロスト(500mほど)するも、順調に順位を上げ、最終的には11位でフィニッシュ。コースロストがなければ9位くらいかなぁ、というタイムですが、そういうのも含めてトレイルですからね。10月の斑尾に向けてよいトレーニングになりました。
斑尾では10位以内、狙って行きたいと思います。
コメント